【Q&A】老朽危険家屋解体補助金とは?どんな人が使える制度なの?

解体費用・相場
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空き家の解体を検討していると、

「老朽危険家屋解体補助金」

という言葉を見かけることがあります。

「解体費用を補助してもらえるなら助かる」
と思う方は多いですが、

実際には、

  • どんな家が対象なのか
  • 誰でも使えるのか
  • 申請すれば必ずもらえるのか

分かりにくい部分も少なくありません。

この記事では、
老朽危険家屋解体補助金の仕組みや注意点について、
分かりやすく解説します。


結論|危険な空き家を減らすための補助制度です

老朽危険家屋解体補助金とは、

倒壊などの危険がある空き家の解体費用を自治体が一部補助する制度

です。

ただし、

  • 誰でも使えるわけではない
  • 自治体ごとに条件が違う
  • 申請前に工事すると対象外になる

という特徴があります。

また、

「補助金が出るから解体する」のではなく、
補助金がなくても解体すべき状況なのかを先に考えることが大切です。

解体するべき空き家の特徴5選


老朽危険家屋解体補助金とは?

危険な空き家を減らすための制度

自治体は、

  • 倒壊事故
  • 近隣への被害
  • 防災上の危険
  • 景観の悪化

などを防ぐために、
危険な空き家の解体を進めています。

そのため、

一定の条件を満たした空き家については、
解体費用の一部を補助する制度を設けています。

解体費用が全額戻る制度ではありません

ここはよく誤解されます。

補助金は、

解体費用の一部を補助する制度

です。

例えば、

  • 工事費の1/3
  • 上限50万円
  • 上限100万円

など、

自治体ごとに内容は異なります。

解体費が150万円だから、
150万円全部戻るということはありません。


どんな家が対象になるの?

老朽化して危険と判断される建物

一般的には、

  • 屋根の崩落
  • 外壁の破損
  • 建物の傾き
  • 雨漏りによる腐食
  • 長期間放置

などが対象になりやすい傾向があります。

「ボロい家=対象」ではありません

ここは非常に重要です。

実は自治体の調査は、

「見た目が古いかどうか」

ではなく、

構造の腐朽や傾きなどを点数化して判定する
ケースがほとんどです。

所有者が、

「こんな家、誰が見ても危険だ」

と思っていても、

調査結果では、

「あと1点足りず対象外」

ということは普通にあります。

逆に見た目はそこまで傷んでいなくても、
構造部分の劣化が進んでいて対象になることもあります。

そのため、

補助金がもらえる前提で計画を進めるのは危険です。


誰でも補助金を受けられるの?

所有者や相続人が対象

多くの自治体では、

  • 建物所有者
  • 相続人

などが申請対象です。

税金の滞納があると対象外になることも

自治体によっては、

  • 固定資産税
  • 住民税

などの滞納があると申請できない場合があります。


一番多い失敗|先に工事を始めてしまう

補助金は申請してから工事です

基本的な流れは、

申請

現地調査

審査

交付決定

工事開始

先に壊すと補助対象外

「急いでいたので解体しました」
は通用しません。

工事開始後の申請は、
ほとんどの場合で対象外になります。


補助金を待って損をするケースもあります

審査には意外と時間がかかる

自治体の現地調査や審査には、
数週間から1か月以上かかることも珍しくありません。

固定資産税のタイミングに注意

ここで見落とされがちなのが、

1月1日の固定資産税の判定日です。

例えば、

秋頃から補助金申請を始め、

審査待ち

交付決定待ち

工事待ち

と進んでいるうちに、

解体完了が年明けになってしまうケースがあります。

補助金を数十万円受け取れても、
固定資産税や管理費の負担を余計に抱え、
結果的に得をしていないこともあります。

大切なのは、

補助金で得する金額と、
時間経過で損する金額を比較することです。


よくある勘違い・注意点

◆ 空き家なら全部対象

違います。

危険度の判定が必要です。

◆ 全国どこでも同じ制度

違います。

補助金額も条件も自治体ごとに異なります。

◆ 申請すれば必ずもらえる

違います。

予算枠があります。

◆ 年度途中で受付終了もある

自治体によっては、

予算上限に達した時点で受付終了になります。


補助金を理由に見積もりが高くなることもある

これはあまり表に出ない話ですが、
補助金があることを利用する業者もいます。

例えば、

施主が

「補助金が出るんです」

と言った途端、
見積もりが不自然に高くなるケースです。

補助金分を上乗せして、
実質的に業者の利益にしてしまうわけです。

もちろん大半の業者はそのようなことはしません。

ただ、

そういう業者がゼロではないのも事実です。

そのため、
まずは補助金の話を抜きにして、

純粋な工事費の相場を複数社で比較すること

をおすすめします。

その後で補助金申請の相談をした方が安全です。


所有者がやるべきポイント

◆ まず市役所へ相談する

補助金の有無や条件を確認しましょう。

◆ 解体前に相談する

工事契約前が理想です。

◆ 補助金ありきで考えない

補助金はあくまで補助です。

補助金が出なくても、

  • 空き家管理費
  • 固定資産税
  • 近隣トラブルリスク

の方が高くつくこともあります。


実務アドバイス

市役所へ相談する時は、

  • 固定資産税納税通知書
  • 建物の写真
  • 登記事項証明書

があると話がスムーズです。

特に建物の写真は、
自治体が危険度を判断する際の参考になります。


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まとめ

老朽危険家屋解体補助金とは、

危険な空き家の解体費用を自治体が一部補助する制度です。

ただし、

  • 誰でも使えるわけではない
  • 危険度の判定が必要
  • 申請前の工事は対象外
  • 補助金を待ちすぎると逆に損をすることもある

という点には注意が必要です。

まずは自治体へ相談し、

「対象になるのか」
「いつまでに申請が必要なのか」

を確認することから始めてみてください。

補助金は大切ですが、
それ以上に大切なのは、
空き家の問題を先送りしないことです。

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