庭の手入れや、
空き家の片付けを考えていると、
「庭石だけ撤去してもらえるの?」
「庭全体を工事しなくても石だけ処分できるの?」
と疑問に思う方は少なくありません。
結論から言うと、
庭石だけを撤去することは可能です。
ただし、
庭石は見た目以上に重く、
大きな石ほど重機やクレーンが必要になることがあります。
また、
庭の奥にある石や搬出しにくい場所にある石は、
撤去方法によって、
費用が大きく変わるため注意が必要です。
この記事では、
- 庭石だけ撤去できるケース
- 費用が変わる理由
- DIYで撤去しない方がよい理由
- 見積りで確認しておきたいポイント
について分かりやすく解説します。
結論
庭石だけの撤去は、
多くの解体業者や造園業者で対応しています。
例えば、
- 景石(けいせき)
- 飛び石
- 灯籠(とうろう)
- 石鉢
- 石の階段
など、
一部だけを撤去する工事も珍しくありません。
一方で、
- 石が非常に大きい
- 庭の奥にあって重機が入れない
- 石を砕いて搬出する必要がある
といった場合は、
作業の手間が増えるため、
費用も高くなる傾向があります。
そのため、
「石を運び出すだけだから安いだろう」
と考えるのではなく、
現地調査で、
搬出方法まで確認してもらうことが大切です。
庭石だけ撤去できるケース
庭石だけの撤去は、
庭全体をリフォームしたり、
解体したりしなくても依頼できます。
実際には、
- 庭木はそのまま残したい
- 駐車場を広くしたい
- 庭を家庭菜園にしたい
- 空き家を売却する前に庭を整理したい
といった理由で、
庭石だけを撤去する方も多くいらっしゃいます。
また、
庭石と一言でいっても種類はさまざまです。
例えば、
- 庭のシンボルになっている大きな景石
- 歩くために並べられた飛び石
- 和風庭園の灯籠や石鉢
- 石積みや石の階段
など、
それぞれ撤去方法が異なります。
小さな石であれば、
比較的短時間で作業できることもありますが、
大きな景石になると、
重機やクレーンを使って、
慎重に持ち上げる必要がある場合もあります。
そのため、見積りでは、
どの石を撤去したいのかを具体的に伝えておくと、
より正確な費用を出してもらえます。
費用が変わるポイント
庭石の撤去費用は、
一律ではありません。
同じように見える庭石でも、
- 石の大きさ
- 重さ
- 搬出経路
- 重機が使えるか
によって、
費用は大きく変わります。
見積りを見ると、
「石を運ぶだけなのに、思ったより高い…」
と感じる方もいますが、
その多くは、
搬出方法が費用に影響しているためです。
石の大きさ・重さ
庭石は見た目以上に重いものです。
小さく見える石でも数百キログラム、
大きな景石では、
1トンを超えることも珍しくありません。
石が大きく重いほど、
- 大型重機
- クレーン車
- 玉掛け作業
などが必要になり、
工事費用も高くなる傾向があります。
搬出経路
庭石の撤去で意外と重要なのが、
どのように石を外へ運び出すかです。
例えば、
- 道路に面した庭
- 重機がそのまま入れる広い敷地
であれば、
比較的スムーズに搬出できます。
一方で、
- 家の裏庭
- 路地の奥
- 通路が狭い住宅
- 階段しかない場所
では、
重機が入れないことも少なくありません。
その場合は、
人力作業が増えるため、
費用も高くなります。
重機が入らない現場は「割石作業」が必要
大きな庭石でも、
重機でそのまま運び出せれば、
比較的効率よく作業できます。
しかし、
重機が入れない狭い裏庭や路地裏では、
そのままでは搬出できないケースがあります。
そのような場合に行われるのが、
割石(わりいし)作業です。
割石作業とは、
- セリ矢
- 電動ハンマー(ブレーカー)
- エアーブレーカー
などを使い、
大きな庭石を、
その場で小さく砕いてから搬出する作業をいいます。
この方法なら、
狭い場所でも運び出せますが、
- 石を砕く作業
- 砕いた石を何度も人力で運び出す作業
の両方が必要になります。
つまり、
- 石を壊す人件費
- 運び出す人件費
の両方がかかるため、
重量の割に費用が高くなりやすいのです。
そのため、
見積りを依頼するときは、
「この庭石はどのような方法で搬出しますか?」
と確認しておくことをおすすめします。
搬出方法を事前に知っておけば、
費用の理由にも納得しやすくなり、
後から、
思ったより高かったというトラブルも防ぎやすくなります。
庭石は処分費も必要
「石は自然のものだから無料で処分してもらえるのでは?」
と思われる方もいますが、
実際にはそうではありません。
庭石を撤去する場合は、
- 運搬費
- 処分費
が必要になることがほとんどです。
高級な庭石だから売れるは期待できない
昔は立派な庭石や灯籠がある和風庭園は人気があり、
庭石にも価値がありました。
そのため、
「昔、高いお金をかけて購入した庭石だから、買い取ってもらえるのでは?」
と期待される方も少なくありません。
しかし、
現在は住宅事情やライフスタイルの変化により、
大きな庭石の需要は大きく減っています。
そのため、
よほど希少な石や価値の高い庭石でない限り、
買い取りになるケースは、
ほとんどありません。
多くの場合は、
処分するもの
として扱われるのが現実です。
処分費は重量で決まることが多い
庭石は自然石ですが、
処分場では、
重量によって処分費が計算されることが一般的です。
そのため、
- 石が大きい
- 数が多い
- 重量がある
ほど、
処分費も高くなります。
また、
運搬するためのダンプや重機が必要になれば、
その分の費用も加算されます。
見積りを見ると、
石を運ぶだけなのに高いと感じることがありますが、
実際には、
搬出・運搬・処分まで含めた費用になっていることを知っておきましょう。
撤去後は穴埋め・整地も必要
大きな景石や庭石は、
地面の上に置かれているだけではありません。
倒れないようにするため、
地中へ深く埋め込まれていることが多く、
掘り起こしてみると、
想像以上に大きいことも珍しくありません。
そのため、
庭石を撤去すると、
庭には大きな穴が残ります。
そのままでは雨水がたまったり、
地面が沈んだりする原因になるため、
- 山砂(やまずな)
- 真砂土(まさど)
などを入れて埋め戻し、
地面を平らにならす整地まで行うのが一般的です。
この土入れ・整地費が見積りに含まれていないと、
工事後に追加費用が発生することもあります。
見積りを確認するときは、
「庭石を撤去した後の穴埋めや整地まで含まれていますか?」
と聞いておくと安心です。
石を撤去して終わりではなく、
その後の仕上がりまで確認しておくことが、
後悔しない工事につながります。
DIYで撤去するのは危険?
小さな飛び石程度であれば、
自分で移動できることもあります。
しかし、
大きな庭石は見た目以上に重く、
無理に動かそうとすると大変危険です。
例えば、
- 腰を痛める
- 指や手を挟む
- 石が転がって足をケガする
- バールやジャッキが外れて事故になる
といったケガにつながるおそれがあります。
また、
庭石の中には地中へ深く埋まっているものも多く、
掘り始めて、
初めて大きさに驚くケースも少なくありません。
「少し動かせば取れるだろう」
と思って始めた作業が、
半日かかっても動かせなかったということも珍しくありません。
安全面を考えても、
大きな庭石は無理にDIYで撤去せず、
専門業者へ依頼することをおすすめします。
よくある勘違い
◆ 石だから無料で処分してもらえる
庭石の撤去には、
運搬費や処分費がかかります。
重量があるほど費用も高くなるため、
自然の石だから無料というわけではありません。
◆ 高級な庭石なら買い取ってもらえる
現在は庭石の需要が大きく減っており、
買い取りになるケースはごく一部です。
多くの場合は、
処分費が必要になります。
◆ 庭石だけなら工事費は安い
庭石の撤去費用は、
石そのものよりも、
搬出方法で大きく変わります。
重機が入れない現場では、
割石作業や人力での搬出が必要になり、
想像以上に費用がかかることもあります。
所有者が確認しておきたいこと
見積りを依頼するときは、
次の点を確認しておくと安心です。
- 撤去したい庭石はどれか
- 重機が現場へ入れるか
- 搬出方法はどうするのか
- 割石作業が必要になるか
- 処分費は見積りに含まれているか
- 土入れや整地まで含まれているか
これらを事前に確認しておけば、
追加費用や、
工事後のトラブルを防ぎやすくなります。
分からないことがあれば遠慮せずに質問し、
納得したうえで工事を依頼しましょう。
関連記事
まとめ
庭石だけの撤去は、
多くの解体業者や造園業者で対応しています。
ただし、
費用は庭石の大きさだけでなく、
どのように搬出するかによって、
大きく変わります。
特に重機が入れない現場では、
石を砕く割石作業や、
人力での搬出が必要になるため、
想像以上に費用がかかることもあります。
また、
庭石を撤去した後は、
穴埋めや整地まで行って初めて工事が完了します。
見積りを依頼する際は、
- 搬出方法
- 処分費
- 土入れ・整地費
まで含まれているかを確認しておくことが大切です。
現地調査で、
工事内容をしっかり確認してもらえば、
「思っていたより費用が高かった」
「追加料金が発生した」
といったトラブルも防ぎやすくなります。
庭石の撤去を検討している方は、
まずは現地調査を受け、
ご自宅に合った撤去方法と費用を、
確認してから工事を進めることをおすすめします。
解体工事に関する疑問や不安は、Q&A形式で分かりやすくまとめています。
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