解体費用を少しでも安くしようとすると、
「庭木は先に自分で切った方がいい?」
「ブロック塀だけ別の業者に頼んだ方が安い?」
「物置くらいなら先に撤去しておこうかな?」
と考える方も多いのではないでしょうか。
確かに、
自分で処分した方が安くなるものもあります。
しかし反対に、
建物の解体と一緒に解体業者へ任せた方が、
結果的に安くなる工事もあります。
ここでは、
- 何を自分でやるか
- 何を解体業者へ任せればいいのか
を分かりやすく解説します。
結論
結論から言うと、
建物解体と同じ、
重機・作業員・ダンプを使える工事は、
まとめて依頼した方が、
安くなりやすい傾向があります。
例えば、
- 庭木の伐採・抜根
- 庭石・巨石の撤去
- ブロック塀・フェンス・門柱の撤去
- 土間コンクリートの撤去
- カーポートの撤去
- 物置・小型倉庫の撤去
などです。
一方で、
家具や衣類、日用品など、
家庭で安全に処分できるものは、
自分で減らした方が費用を抑えられる場合があります。
★ ポイント
覚えておきたい基本的な考え方は、
- 重機で壊すものはまとめる
- 自分で安全に処分できるものは減らす
です。
ただし、
現場によって条件は違います。
何かを先に処分してしまう前に、
まず解体業者へ相談してみましょう。
まとめて頼むと安くなる理由
解体工事の費用は、
単純に壊す量だけで決まるわけではありません。
小さな工事でも、
- 重機を現場へ運ぶ
- 作業員を手配する
- ダンプを用意する
- 廃材を積み込む
- 処分場まで運搬する
といった費用が必要になります。
例えば、
重機を現場まで運ぶ重機回送費だけでも、
距離や重機の大きさ、
地域などによっては、
往復で3万〜5万円程度になるケースもあります。
もちろん、
これはあくまで一例で、
実際の金額は現場条件によって変わります。
また、
職人が数時間しか作業しないからといって、
人件費が、
必ず時間単位で安くなるわけでもありません。
半日程度の作業でも、
一定の人件費が必要になります。
そのため、
庭石撤去で重機を手配する。
別の日にブロック塀撤去で、
また重機や作業員を手配する。
さらに建物解体でも手配する。
これでは、
同じような費用が何度も発生する可能性があります。
建物解体と一緒に施工できれば、
すでに現場にある重機や車両、
作業員を効率よく使えるため、
費用を抑えやすくなるのです。
外構だけより建物とセットの方が安くなることも
庭木やブロック塀など、
外構だけを撤去する小規模工事でも、
- 人件費
- 重機費
- 車両費
- 現場管理費
など、
最低限必要になる費用があります。
一方、
建物本体の解体で、
すでに重機や作業員が入るなら、
その工程に外構撤去を組み込むこともできます。
そのため、
外構だけを単独で依頼するより、
建物解体とセットで見積もった方が、
価格を調整しやすいのです。
ただし、
セットなら必ず安くなる
という意味ではありません。
撤去量や処分費、
重機が入れるかどうかなどによっても変わります。
解体業者へまとめて任せやすい工事
庭木の伐採・抜根
大きな庭木や根の撤去には、
重機を使用する場合があります。
建物解体で重機が入るなら、
一緒に作業できることがあります。
ただし、
自分で地面ギリギリまで幹を切ってしまうと、
重機で抜根するときに扱いにくくなる場合もあります。
自分で伐採するなら、
先に業者へ確認しておくと安心です。
庭石・巨石
庭石だけを撤去する場合でも、
重機やダンプ、
運搬などが必要になることがあります。
建物解体と同時なら、
同じ重機や車両を利用できます。
ただし、
重機が入れない場所では、
石を割って運び出すなど、
別の作業が必要になることもあります。
ブロック塀・フェンス・門柱
これらも、
建物と一緒に撤去しやすい工事です。
ただし、
ブロック塀を一部だけ残す場合は、
- 切断
- 鉄筋処理
- 切断面の補修
などが必要になることがあります。
少ししか壊さないから安いとは限らないので、
注意しましょう。
土間コンクリート・カーポート・物置
駐車場の土間コンクリートや、
カーポート、物置なども、
建物と一緒に撤去できる場合があります。
後から別工事にすると、
再び重機や作業員、
車両を手配することになるため、
最初からまとめて見積もってもらうと、
比較しやすくなります。
自分で処分した方が安くなりやすいもの
何でも解体業者へ任せればよい、
というわけではありません。
例えば、
- 家具
- 衣類
- 布団
- 食器
- 日用品
- 自治体で処分できる家庭ごみ
などは、
解体前に自分で処分することで、
残置物処分費を減らせる場合があります。
無理のない範囲で、
少しずつ片付けておくとよいでしょう。
家電や危険物はそのまま残さない
特に注意したいのが、
家電や処分方法が特殊なものです。
家電リサイクル法の対象となる、
特定家庭用機器は次の4品目です。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ・有機EL)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
これらは、
通常の家庭ごみと同じようには処分できません。
また、
- 塗料
- 灯油
- スプレー缶
- バッテリー類
なども、
自治体や品目によって処分方法が異なります。
「家の中に置いておけば、
解体するときに全部捨ててもらえるだろう」
と考えず、
事前に処分方法や費用を確認しておきましょう。
別の専門業者へ頼んだ方がよいケースも
解体業者へまとめることが、
常に一番安いとは限りません。
例えば、
- 別の場所へ移植したい庭木
- 買取価値があるもの
- 再利用したい設備
- 専門的な施工が必要なもの
などは、
専門業者へ相談した方がよい場合があります。
だからこそ最初から、
- 全部解体業者
- 全部別業者
と決める必要はありません。
まず金額を出してもらい、
その後で比較すれば大丈夫です。
一番もったいないのは見積もり前に別工事をすること
ここは、
ぜひ覚えておいてください。
庭木を先に撤去して、
次にブロック塀を別業者へ頼んで、
最後に建物解体の見積もりを取る。
これでは、
全部まとめて頼んだらいくらだったのかが、
分からなくなってしまいます。
まずは、
建物も外構も残っている状態で、
解体業者に現地を見てもらいましょう。
そして、
「建物と一緒に撤去すると安くなるものはありますか?」
と聞いてみてください。
その金額を見てから、
- 自分で処分する
- 専門業者へ頼む
- 解体業者へまとめて任せる
のどれがよいか決めれば大丈夫です。
見積書では何が含まれているかを確認
見積書に、
「建物解体工事 一式」
と書かれていても、
- 庭木
- 庭石
- ブロック塀
- 土間
- カーポート
- 物置
まで、
すべて含まれているとは限りません。
見積もりのときに、
「建物以外で、
この見積もりに含まれていない撤去物はありますか?」
と確認しておきましょう。
後から、
「これは別料金です」
となるトラブルを防ぎやすくなります。
見積もり前にやっておきたいこと
難しいことをする必要はなく、
次の点を整理しておけば十分です。
- 建物以外で撤去したいものを書き出す
- 残したいものを決める
- 現地調査ですべて見てもらう
- 建物とまとめて撤去した場合の金額を確認する
- 自分で処分した方が安いものを聞く
- 必要なら専門業者とも比較する
- 見積書で撤去範囲を確認する
★ ポイント
見積もりを取る前から、
- これは自分でやろう
- これは別業者へ頼もう
と決めてしまわないことです。
まとめ
解体業者へ任せた方が安くなりやすいのは、
建物解体と同じ、
重機・作業員・車両を使える工事です。
庭木や庭石、
ブロック塀、土間、カーポートなどは、
建物と一緒に撤去することで、
費用を抑えられる場合があります。
一方で、
家庭で安全に処分できる家具や日用品などは、
自分で片付けた方が安くなることがあります。
基本的な考え方は、
- 重機で壊すものはまとめる
- 自分で安全に処分できるものは減らす
です。
ただし、
現場によって一番安い方法は変わります。
何かを先に壊したり処分したりする前に、
「建物と一緒に撤去すると安くなるものはありますか?」
と解体業者へ聞いてみてください。
全部残っている状態で一度見積もりを取り、
金額を見てから、
- 自分でやる
- 専門業者へ頼む
- 解体業者へ任せる
を決める。
それが、
無駄な費用を増やさずに解体工事を進める、
一番分かりやすい方法です。
解体工事に関する疑問や不安は、
Q&A形式で分かりやすくまとめています。
費用・手続き・税金・業者選びなど、
気になるテーマは、
以下の一覧ページからご覧いただけます。





コメント